【暗号資産ウォレット】MetaMask(メタマスク)複数アカウントの作成方法!使い分けのメリットなど解説します!

【暗号資産ウォレット】MetaMask(メタマスク)複数アカウントの作成方法!使い分けのメリットなど解説します!

「複数アカウントを使い分けリスク管理したい」「テストネットを利用するため、ハッキング対策でサブアカウントを作りたい」など考えている方おられると思います。

この記事では、メタマスクの複数アカウントの作成方法をわかりやすく解説します。

複数アカウントの作成方法 ※セキュリティ:強

オススメは、同じメタマスク内にアカウントを作るのではなく、メタマスク自体を複数作る方法です。

Googleアカウント内に別のプロファイルを作ります。

Googleアカウントを新たに作らずに、既存のアカウントで作成できます!

まず、Chromeアドレスバーの右にあるGoogleアカウントアイコンをクリックします。

「追加」をクリックします。

「アカウントなしで続行」をクリックします。
名前を入力し、テーマカラーを選択し、「完了」をクリックします。

新しいアカウントでGoogle chromeが開かれますので、これで新しいプロファイルの作成完了です。
あとは、メタマスクをダウンロードしていきます。

メタマスクのダウンロードが出来ましたら、メタマスクの複数アカウント作成完了です。

メタマスクのダウンロードは↓↓下記の記事を参考にして下さい。

メタマスク内に複数アカウントの作成方法 ※セキュリティ:中

メタマスクの中に複数アカウントを作る方法も解説しておきます。

※この方法も複数アカウントが作れますが、上記のGoogleアカウント内に別のプロファイルを作る方がより安心です。

メタマスク内に複数アカウントの作成方法(PC版)

メタマスクを開き、アカウントアイコンをクリックします。

「アカウントを作成」をクリックし、アカウント名を決め。「作成」をクリックします。
これでメタマスク内に複数アカウント作成完了です。

メタマスク内に複数アカウントの作成方法(スマホ版)

続いて、スマホでのメタマスク内に複数アカウント作成方法を解説します。

メタマスクを開き、アカウントアイコンをタップします。
「新規アカウントを作成」をタップすれば、複数アカウント作成完了です。

メタマスクで複数アカウントのインポート

PCとスマホでメタマスクを共有している場合、複数アカウントを作った時はもう一方の端末にインポートする必要があります。

PCからスマホへインポートする方法

PCのメタマスクを開き、スマホにインポートしたいアカウントを選択します。
赤枠の「3つの点」をクリックし、「アカウントの詳細」「秘密鍵のエクスポート」をクリックします。

パスワードを入力し、「確認」をクリックします。
秘密鍵が表示されますので、コピーします。

スマホでメタマスクを開きます。
アカウントアイコンをタップし、「アカウントをインポート」をタップします。
先程PCでコピーした秘密鍵を貼り付け「インポート」をタップすればインポート完了です。

スマホからPCへインポートする方法

スマホでメタマスクを開き、PCにインポートしたいアカウントを選択します。
画面左上の3本線の「メニュー」をタップし、「設定」「セキュリティとプライバシー」をタップします。

「秘密鍵を表示」をタップし、パスワードを入力し、「次へ」をタップします。
「長押しして秘密鍵を表示」を長押しします。

秘密鍵が表示されますので、コピーします。
PCでメタマスクを開き、アカウントアイコンをクリックし、「アカウントをインポート」をクリックします。

先程スマホでコピーした秘密鍵を貼り付け「インポート」をクリックします。
これでインポート完了です。

複数アカウントのメリット

ハッキング対策になる

複数アカウントを作って資金管理すると、メインアカウントがハッキングされても、サブアカウントの資金は流出しません

メタマスクはアカウントごとに秘密鍵が生成されるので、メインアカウントの秘密鍵が流出してもサブアカウントにはログインできません。

NFT界隈では、フィッシングリンクを踏ませて署名を行なわせ、メタマスクの秘密鍵を抜き取るといった詐欺行為が多く発生しています。

サブアカウントを「外部リンクを踏む用」として普段から使い分けておくことで、リスクを回避することができます。

より強固なセキュリティにしたい場合は、Googleアカウントごとにメタマスクを作る方法がオススメです。

使い分けができる

用途ごとにアカウントを分けることができます。

アカウントを使い分けることは、リスク管理にもつながりますので、複数アカウントを作ることは非常にオススメです。

複数アカウントの使い分け方法

資産管理用

失いたくない資産は、外部サイトや取引所と連携しない専用のアカウントを作って管理することがオススメです。

送金用アカウントに送金した資産を、アカウント間移動で資産管理用に移すことで、資産流出のリスクをかなり抑えることができます。

取引所やNFTマーケットプレイスの送金用

暗号資産取引所やNFTマーケットプレイスなど、外部のサイトにつないで使う時のアカウントです。

取引に必要な分の資金を入れておいて使うのがいいでしょう。

手間はかかりますが、間にワンクッションを入れるだけで、安全性が非常に高まります。

取引所やマーケットプレイスも、巧妙に作られたフィッシングサイトが存在し、公式から頻繁に注意喚起が行われています。

NFT保管用

NFT取引を行うなら絶対にNFT保管用のアカウントは作っておきましょう。

NFT流出事件は身近で多発していますので、しっかり対策しておくべきです。

NFT保管用のウォレットには、所有しているNFTだけを入れておきます。

資産管理用と同様、外部サイトとつながないことで、より安全性を高めることが可能です。

高価なNFTが流出してがっかりすることのないように、しっかり分けて管理するようにしましょう。

外部のリンクを踏む用

Disscordなどのコミュニティ内やSNS内で送られてきたリンクを踏む時用のアカウントです。

中身を最小限にしておけば、ハッキングに遭っても他のアカウントは無事で済みます。

怪しいリンクは踏まないことが望ましいですが、どうしても必要性がある時は、こうしたアカウントを使うことをオススメします。

アカウント間の送金方法

複数アカウントを作成したら、アカウント間でトークンを移動することが増えますので、送金方法を解説します。

送金の度、ガス代が発生しますのでご注意下さい

メタマスクを開き、「送信」「自分のアカウント間の送金」をタップし、送り先のアカウントを選択します。

「次へ」をタップし、送る数量を入力します。
「送信」をタップすればアカウント間の送金完了です。

作った複数アカウントを削除したい

紹介した方法で複数アカウントを作った場合、アカウントを完全に削除することはできません

一度アカウントを作ると、ブロックチェーンの性質上アドレスがずっと残るため、消すことができません。

ですが、非表示にする方法はあります。

一度メタマスクをアンインストールし、再度インストールしてシークレットリカバリーフレーズを使ってログインをします。
これで、メインアカウントのみが表示され、サブアカウントを非表示にできます。

ただし、完全に削除はできません。

まとめ

この記事では、メタマスクの複数アカウント作成方法について解説しました。

用途に合わせて使い分けることで、リスク管理に役立てることができます。

ハッキングなどのリスク対策として、複数のアカウントを使い分けることをオススメします