分散型取引所(DEX)パンケーキスワップとは?

分散型取引所(DEX)パンケーキスワップとは?

ビットコインから始まった暗号資産・ブロックチェーン界隈は、年々発展を見せています。

その中でも近年注目されており、進化が著しいのが「DEX(分散型取引所)」です。

この記事では、DEXの中でも人気のある「パンケーキスワップ(PancakeSwap)」について解説していきます。

この記事では、DEXの中でも人気のある「パンケーキスワップ(PancakeSwap)」について解説していきます♪

PancakeSwap(パンケーキスワップ)とは

パンケーキスワップ(PancakeSwap)とは、バイナンスのアプリ開発プラットフォームであるバイナンス・スマートチェーン(BSC)上で動作しているDEX(分散型取引所)です。

分散型取引所とは、管理者のいない取引所のことであり、権力が管理者に集中していないことから「分散型」という言葉が用いられています。

分散型取引所であるパンケーキスワップはあらかじめ定められたルール(プログラム)によって全自動で動作しています。

CoinMarketCapのDEXランキングでは1位をほこる人気ぶりです。(2021.11.18.時点)

人気の秘訣はステーキングやファーミングなどの超高利率な暗号資産運用とネットワークにバイナンス・スマートチェーン(BSC)を採用していることです。

Uniswapなどの分散型取引所はイーサリアム系のネットワークを使っているので手数料が数千円かかってしまいますが、BSCを採用しているパンケーキスワップの手数料は数十円しかかかりません!

そのため小額からでも超高利率の暗号資産運用を楽しむことができます。DEXを使ったことがない方、暗号資産運用をしたことがない方にもおすすめです。

パンケーキスワップが提供するサービス

パンケーキスワップでは様々なサービスを提供しています。

その中でも、主なサービスを紹介します。

パンケーキスワップの主なサービス

 ・暗号資産の交換(スワップ)

 ・2種類の暗号資産をペアで預けて報酬をもらう(ファーミング)

 ・単体の暗号資産を預けて利息をもらう(シロッププール)

 ・宝くじ(ロッテリ)

 ・NFTの販売

・暗号資産の交換(スワップ)

スワップは、簡単に言うと暗号資産のトレードのことですが、注文板がない(自動マーケットメーカー(AMM))機能を採用しているので初心者でも簡単に操作ができます。

AMM(自動マーケットメーカー)では流動性プール内に通貨を預ける事で通貨の交換がいつでも可能であるため、オーダーブック形式に比べて取引スピードが早いというメリットがあります。

・2種類の暗号資産をペアで預けて報酬をもらう(ファーミング)

パンケーキスワップ市場の流動性を高める流動性プールに、保有する資金をロックする(預ける)と報酬がもらえます。

流動性プールはパンケーキスワップが機能するうえで欠かせないバックボーンであり、この仕組みを成り立たせるために保有する資金をロックします。

流動性プールに流動性を提供すると、その対価として報酬「CAKE」がもらえます。

なお、資金を提供する際には、異なる2種類の暗号資産をペアにして預ける必要があります。

・単体の暗号資産を預けて利息をもらう(シロッププール)

流動性を提供した後に報酬としてもらったCAKEは、複利運用することができます。

パンケーキスワップには、BSCの新規プロジェクトが公開されている「Pools」サービスが存在します。

「Pools」では、(CAKEなど)指定された暗号資産を単体で預けると、預けた通貨の比率に基づいてバイナンスチェーン(BSC)系の暗号資産がもらえます。

・宝くじ(ロッテリ)

パンケーキスワップでは、2020年の10月より、宝くじ(ロッテリ)サービスの提供を開始しました。

この「宝くじ(ロッテリ)」はその名のとおり、宝くじを購入し、当選した場合に報酬がもらえるサービスです。

宝くじのチケットは1CAKEから購入することができ、チケットに記載されている番号と4桁の当選番号が一致した場合に報酬がもらえます。

なお、すべての番号が一致してい場合も、少なくとも2桁以上が一致していれば報酬がもらえますが、一致している番号が多ければ多いほど報酬も高くなります。

・NFTの販売

パンケーキスワップは、現在人気が高まっているNFTも発行しています。

これらのNFTは、パンケーキスワップのアプリ上で販売されているので、誰でも気軽に購入ができます。

プロジェクトの運営側が、今後も発行したNFTの価値は上がっていくと見ているだけあって、最初に販売されたNFTの値段は、今や当初の何倍にも膨れ上がりました。

しかし発行された世代や種類によっては高価なものも多く、今後の価値が絶対に保障されているわけではないので、リスクを許容できないのであれば無理して購入する必要はありません。

パンケーキスワップのメリット

パンケーキスワップには次のメリットがあります。

・処理速度が速くガス代(取引手数料)が安い

パンケーキスワップを含め、バイナンス・スマートチェーン(BSC)上で取引を行う際には取引手数料が発生します。(この手数料は「ガス代」とも呼ばれています。)

取引時にガス代(手数料)が発生することは、イーサリアムやそのほかのプラットフォームにおいても同様ですが、バイナンス・スマートチェーン(BSC)上での取引にかかるガス代(手数料)は、イーサリアム上での取引にかかるガス代と比べて割安となっています。

さらに、取引時の処理速度に関しても、バイナンスチェーン(BSC)の方が速い結果が出ています。

・ステーキングが可能

パンケーキスワップの一番の魅力はステーキングができることであり、自分が保有している暗号資産をロックするだけで報酬「CAKE」がもらえます。

ステーキングでロックできる通貨の種類は100種類以上もあり、ロックする通貨により利率やリスクの大きさが変わってきます。

価格変動しやすい通貨(=まだ成熟していない銘柄)は利率が高いものが多く、年利100%以上にもなるものも存在します。

成熟していて価格の変動リスクが少ない通貨でも、年利20~70%を狙えるものもあるため、資金運用で利益を得やすいサービスとなっています。

・人気や信頼性が高い

パンケーキスワップは、世界最大の暗号資産取引所「バイナンス」が展開するバイナンス・スマートチェーン(BSC)を上に構築されています。

バイナンス・スマートチェーン(BSC)を上にはパンケーキスワップ以外にも有望なプロジェクトがいくつも稼働していますが、その中でもパンケーキスワップは分散型取引所(DEX)でトップの座に君臨しています。

パンケーキスワップがここまで人気となった背景には、処理速度の速さや手数料の安さだけでなく、プロジェクトの開発組織が利用ユーザに対して真摯に向き合っている結果だと言えます。

DeFiの中には、詐欺やぼったくりのプロジェクトも少なからず存在するので、ユーザからの信頼性も高いパンケーキスワップを利用することで比較的安全に資産運用することができます。

パンケーキスワップのデメリット・リスク

・各国による規制

次のリスクは各国からの規制の対象となり得ることです。

暗号資産は金融面で権力を有する国家にとって、都合の悪いものでもあります。

・暗号資産が普及すると、国が発行する法定通貨の金融面での権力が弱まる。
・金融緩和や縮小などの政策をとることができないため、経済的なコントロールも難しくなる。

上記の理由から、バイナンスやパンケーキスワップだけでなく暗号資産市場全体が規制の対象となり得ます。

・BSCの衰退や他のプロジェクトの台頭

次にリスクとなるのは、バイナンス・スマートチェーン(BSC)の衰退です。

パンケーキスワップはバイナンス・スマートチェーン(BSC)上で構成されているため、バイナンス・スマートチェーン(BSC)の打撃はパンケーキスワップにも影響を及ぼす恐れがあります。

特に「イーサリアムのアップデートによる手数料の低下や処理の高速化」や「より使いやすいプラットフォームの台頭」には、注意して動向を追わなければなりません。

またバイナンス・スマートチェーン(BSC)の中でも、パンケーキスワップより優秀で使いやすいプロジェクトが誕生すると、ユーザが新しいプロジェクトへ流れていくことも考えられます。

まとめ

この記事ではパンケーキスワップについて解説しました。

パンケーキスワップの魅力がわかっていただけたでしょうか?

パンケーキスワップは小額からできますので初めての方にもおすすめです。

CAKEを無限に焼いて暗号資産運用をぜひ体験してみてはいかがでしょうか。