【今さら聞けない】暗号資産取引所とは?わかりやすく解説します!

【今さら聞けない】暗号資産取引所とは?わかりやすく解説します!

暗号資産を始めるなら、まず暗号資産取引所に口座を開くのが最初のステップです。

今回は「そもそも暗号資産取引所とはどんなものか?」その基礎知識を解説します♪

暗号資産取引所とは?

暗号資産を始めるなら、まず暗号資産を手に入れなくてはなりません。

その入手先は、おもに暗号資産販売所暗号資産取引所の2つで、それぞれ「販売所」「取引所」といわれます。

暗号資産販売所は、暗号資産を買える場所です。

海外旅行に備えて、銀行で米ドルやユーロに両替するのと同じです。

暗号資産販売所が保有しているさまざまな暗号資産を、その時々のレートで購入したり、手持ちの暗号資産を買い取ってくれたりします。

一方の暗号資産取引所は、「証券取引所」のような場所で、暗号資産を売りたい人と買いたい人が集まり、個別に取引をします。

暗号資産取引所は、これらの取引に関わることはなく、あくまでも取引の場を提供するだけです。

一般的に、暗号資産取引所は暗号資産販売所の機能を兼ねていますから、取引所ならば暗号資産の購入・売却も、取引もできるというわけです。

販売所と取引所の違いについて5分程度で簡単に解説している動画も御座いますので、こちらもご覧になってみてください♪

取引所では何ができる?

暗号資産取引所でできる代表的な機能を説明していきます。

・売買

売買は、暗号資産販売所の機能そのものです。暗号資産取引所が保有しているさまざまな暗号資産を日本円で購入したり、反対に買い取ってもらったりできます。

価格はその時々のレートによって決められますが、すぐに売買を成立させることができます。暗号資産販売所は操作が容易なため、初心者でも簡単に暗号資産の売買が可能です。

・現物取引

現物取引は、暗号資産取引所ならではの機能です。暗号資産を売りたい人と買いたい人がそれぞれに条件を持ち寄り、双方の条件がマッチしたら売買成立となります。

非常に早いテンポで取引が繰り返されるので、初めての人は驚くかもしれません。売り手と買い手のバランスによって、価格は細かく上下動しますから、売買のタイミングは慎重に計るべきでしょう。

・口座管理

暗号資産取引所には、開設した口座を管理する機能があります。ここでいう口座は、銀行の預金口座と同じようなものです。

暗号資産取引所に新たに口座を開くと、暗号資産を保管しておく「ウォレット」というものが作られます。暗号資産取引所で購入した暗号資産は、その取引所のウォレットに自動で保管される仕組みとなっています。ただし、従来の取引所にはハッキングによる資産盗難のリスクがあります。自身の資産を守るために取引所以外のウォレットへの保管をおすすめします。

・両替

暗号資産取引所に日本円を入金することで、暗号資産を購入できるようになります。また、取引した暗号資産を日本円で引き出す際は、まずは暗号資産を売却して日本円に戻し、その後にその日本円が自分の銀行口座に振り込まれます。

取引所開設は時間がかかる?

取引所の開設は簡単です。パソコンやスマホからサイトにアクセスし、案内通りに名前や住所などの情報を入力していくだけです。

国内の取引所だと本人確認が必要になるため、開設完了(取引ができるようになる)まで1~2週間ほどかかる場合があります。海外取引所は本人確認不要のところもありますので登録後すぐに取引することができます。

いくつかの取引所を登録しておこう

暗号資産取引には欠かせない取引所ですが、世界中にはいくつもの暗号資産取引所があります。

その中から選ぶ際に、どんな銘柄を扱っているかで取引所を選ぶのもひとつの方法です。

数ある暗号資産はそれぞれ個性豊かですから、その中のひとつを選んで投資するのも良いでしょう。その場合、「お気に入りの通貨」を扱っている暗号資産取引所を選択することになります。

また、リスクを分散する意味で複数の暗号資産を持っておきたいという場合には、扱い銘柄の多い暗号資産取引所を使えば、取引を1ヵ所にまとめることができ、効率的です。

現在多くのユーザーが使用している取引所は、企業など特定の組織が管理している中央集権的な取引所です。

そういった取引所にはいくつかのリスクがあることを覚えておきましょう。

リスク

 ・取引所の破綻

 ・運営者による持ち逃げ

 ・ハッキングによる盗難

あまり考えたくはありませんが、もし自分が預けている取引所で上記のようなことが起きてしまうと、資産を取り戻せるかどうかはわかりません。

だからこそ、一つの取引所に大金を預けるのではなく、いくつかに分散して預けておくことをおすすめします。

このような中央集権的な取引所とは反対に、分散型取引所(DEX)と呼ばれる、特定の組織が管理しない取引所もあります。

DEXの最大のメリットは、ハッキングによる盗難のリスクがないことです。デメリットは、DEX自体の認知度がまだ低く、取引量が比較的少ないことです。取引所への相次ぐハッキングにより、DEXへの関心は高まっています。

暗号資産の上場とは?

暗号資産の取引所で通貨の売買ができるようになること上場といいます。

株式の場合、東証一部などに上場するには厳しい条件や審査があり、上場している会社=良い会社というイメージがあるかもしれません。

しかし、暗号資産の場合必ずしも上場している=良い通貨というわけではありません。

暗号資産の取引所は世界中に存在し、国によってルールも違えばレベルもピンキリです。

上場しても通貨の流通がなければ意味がありません。

暗号資産の取引に参加するのであれば、ユーザー数が多く有名な取引所を選ぶことをおすすめします。

セキュリティ

・取引した通貨の保管

取引所にそのまま保管しておくことは可能ですが、通貨は取引所以外のウォレットへ保管することをおすすめします。

というのも、取引所には常にハッキングによる盗難のリスクが付きまとうからです。

万が一、取引所に預けている資産がハッキングなどの盗難被害に遭った場合はどうなるのでしょうか?

最近ですと、ハッキング後に補償されるケースが増えたため、資産を失くすという点では以前と比べてリスクは小さくなりました。

・二段階認証を設定しよう

二段階認証とは、パスワードにプラスして本人確認をするための手段です。

SMSや専用アプリを使用します。なりすましなどを防止するのに効果的です。

まとめ

暗号資産を始めるなら、まず必要なのが暗号資産取引所の口座開設です。

しかし、暗号資産取引所はいくつもあり、それぞれ特徴があります。

どこを選べばいいのか迷ってしまいますが、情報を集め、リスク分散のためにいくつか登録しておきましょう。