暗号資産やDeFi(分散型金融)を調べていると、
「ガバナンストークン」という言葉を目にすることがあります。
でも…
「ガバナンスって何?」
「持ってると何ができるの?」
と、よくわからないままスルーしてしまう人も多いかもしれません。
この記事では、ガバナンストークンの意味や役割を、初心者にもわかるようにやさしく解説します!
ガバナンストークンとは?
一言でいうと、
「そのプロジェクトの運営に参加できる“投票券”のようなトークン」です。
持っている人は、プロジェクトの方向性やルールを決める「投票」に参加できます。
イメージしやすく言うと…
ガバナンストークン=Web3時代の“株主権”!
会社における株主が、
・配当を受け取れたり
・経営方針に口を出せたりするように、
ガバナンストークンを持っている人は、そのプロジェクトの「方針決定」に関われるのです。
どんなことに投票できるの?
プロジェクトによって異なりますが、代表的な投票内容はこちら👇
投票項目の例 | 内容 |
---|---|
手数料の変更 | 取引手数料を上げるか・下げるか |
新機能の追加 | 新しい仕組みやサービスの導入 |
報酬の分配ルール | 利益をどう分配するか、誰に渡すか |
トークンのバーン(焼却) | トークンを減らして価値を上げるかどうか |
DAOの方針 | プロジェクト全体の方向性を決める内容 |
ただ持ってるだけで投票できるの?
実はただウォレットに入れているだけでは投票に参加できない場合がほとんどです。
多くのプロジェクトでは、投票に参加するために👇
- 専用の「ガバナンスページ」にアクセス
- ウォレットを接続
- 「投票に参加します」というアクション(デリゲートやステーキング)
が必要です。
そして投票が開催されると、投票ボタンで「賛成/反対」などの意思表示をします。
ガバナンストークンを持つメリット
メリット | 内容 |
---|---|
プロジェクトの未来に関われる | ユーザーではなく“共同運営者”の感覚になれる |
意思を持った参加ができる | 改善案に意見できる、仲間ができる |
参加者に報酬が出る場合もある | 積極的な参加者にインセンティブがある仕組みも |
実際のガバナンストークンの例
トークン | プロジェクト | 特徴 |
---|---|---|
UNI | Uniswap | 分散型取引所のガバナンスを担うトークン |
AAVE | Aave | 貸し借りプラットフォームの意思決定に使われる |
COMP | Compound | DeFiの代表的な初期ガバナンストークン |
MKR | MakerDAO | ステーブルコイン「DAI」の運営に関与 |
ガバナンストークンを買えば儲かるの?
目的は値上がり益ではなく「プロジェクトへの参加」です。
もちろん市場で取引されている以上、価格が上がることもありますが、
ガバナンストークンは「一緒に創っていく人」のためのトークンという側面が強いです。
まとめ
- ガバナンストークンは「プロジェクトの運営に参加できる投票権」
- Web3時代の“株主”的な存在
- 投票にはアクション(接続・デリゲートなど)が必要
- 価格上昇よりも、プロジェクト参加の価値に注目しよう!