【暗号資産】「ICO」「IEO」「IDO」とは?わかりやすく解説します!

【暗号資産】「ICO」「IEO」「IDO」とは?わかりやすく解説します!

暗号資産を使った資金調達の方法には、「ICO」「IEO」「IDO」などがあります。

いずれも資金調達という目的は同じですが、開催されるプロセスに違いがあります。

この記事では「ICO」「IEO」「IDO」について、わかりやすく解説していきます。

ICOとは

ICOとは、「Initial Coin offering」の略です。

暗号資産を新規に発行する際の資金調達方法で、企業が暗号資産を新規で発行し、それを購入してもらう事で資金調達することが出来ます。

『クラウドセール』や『プレセール』と呼ばれたりもします。

2014年にイーサリアムが資金調達の手段として実施し、大規模な資金調達に成功したことで広く知られることとなりました。

ICOは、発行元と購入者が直接取引を行いますが、法規制も全く無い状況で、詐欺目的のICOが横行しました。

そのため、現在ではほとんど開催されず、資金調達手段は「IEO」へと移行していきました。

IEOとは

IEOとは、「Initial Exchange Offering」の略で、企業や団体が暗号資産を用いて資金調達をおこなう手段です。

IEOの大きな特徴は、発行者と購入者の間に暗号資産取引所を介しているので信頼性が高いことです。

IEOを利用して資金調達をおこないたい企業は、まずトークンを発行し、取引所に審査を依頼します。

取引所は、トークンが上場しても問題ないのかどうかを企業の信頼性など様々な項目からチェックし、問題ないことが判明したら、ようやくIEOが決定します。

取引所を介して取り引きを実行することで、企業は安定した資金調達を行え、投資家はより信頼性のあるトークンを購入できます。

例えば、BinanceやHuobiなどの海外取引所では頻繁にIEOが行われています。

2021年7月には、パレットトークンが国内取引所の「Coincheck」から国内ではじめてIEOを行い、ニュースになりました。

IDOとは

IDOとは、「Initial DEX Offering」の略で、取引所のかわりにDEX(分散型取引所)が間に入っておこなわれる資金調達方法です。

中央集権的な取引所を介することがないのでIEOに比べると手数料が少なく、手続きも比較的簡単です。

IDOの開催はツイッター等のSNSで拡散されることが多いようですが、IDOは誰でも無審査で開催できるため、詐欺まがいのコインや上場予定がない騙しも多くあるため、見極めがとても重要となります。