ビットコイン(Bitcoin)とは?世界で初めて誕生した暗号資産!

ビットコイン(Bitcoin)とは?世界で初めて誕生した暗号資産!

ビットコイン(Bitcoin/BTC)は、今話題の暗号資産です。

どんどん利用者数も増えています!

「ビットコインってよく聞くけど、何なのか分からない・・・」

そんな方も多いのではないでしょうか。

今回は、「ビットコインとは何か?」について分かりやすくご紹介します

初心者の方でも分かりやすいように入門動画もご用意致しました♪

10分程度の動画となっておりますので、こちらもご覧になってみてください♪

 

ビットコインは暗号資産の1つ

暗号資産といえば?と尋ると、おそらく大半の方がビットコインと回答するでしょう。

ビットコイン(Bitcoin)は「暗号資産(仮想通貨)」の1つです。

暗号資産とは、紙幣や硬貨といった実体を持たない、インターネット上の通貨のことを言います。

日本では2017年4月「改正資金決済法」が施行され、暗号資産を安全に取引できる法的基盤が整いました。

ビットコインの誕生

世界でいちばん最初の暗号資産「ビットコイン」はどのように生まれたのでしょうか?

ビットコインは、2008年10月、ネット上に「Satoshi Nakamoto(サトシ ナカモト)」と名乗る人物がある論文を投稿したことから始まりました。

「サトシ・ナカモト」の正体はいまだ判明しておらず、組織なのか個人なのか、さまざまな憶測が飛び交っています。

この論文は、国家や銀行を介することのない分散管理型の暗号資産について書かれたものでした。

その投稿から3ヵ月後の2009年1月、ナカモト氏の論文を基にしたオープンソースのソフトウェアが作られ、公開されます。

これが、現在まで続くビットコインの最初の姿です。

しかし、従来の通貨とはまったく異なる「暗号資産」という発想や、ブロックチェーンの技術、中央集権的な管理者のいない金融システムなど、非常に斬新なビットコインは、まだ広く一般に受け入れられるものではありませんでした。

しかし、2010年2月には初のビットコインの取引所が開設され、すぐに取引が始められています。

初めての決済はピザ

世界で一番高いピザを知っていますか?

初めてビットコインでの決済が成立したのがピザ2枚10,000BTCとの交換だと言われています。

2010年5月、アメリカ人のプログラマーがインターネット上で呼びかけ、ピザ2枚を1万ビットコインで購入しました。

ビットコインが初めて通貨としての価値をもった歴史的瞬間で、「ビットコイン・ピザ・デー」と呼ばれています。

当時、1万ビットコインは4500円程度でした。

2021年4月現在、1ビットコインは約600万円。

当時の1万ビットコインをそのまま保有していれば、約600億円の資産を築けたことになります。

この数字だけ見ても、ビットコインは夢のある投資対象と言えるでしょう。

ビットコイン(BTC)ならではの仕組み・特徴とは?

ビットコインならではの仕組み特徴について、初心者の方にもわかりやすくご説明します。

・中央銀行が存在しない
・ブロックチェーン
・発行枚数に上限がある
・世界中にリアルタイムで送金できる

中央銀行が存在しない

ビットコインは、日本円やアメリカドルのように、国家や中央銀行が通貨として発行し、その価値を保証しているわけではありません。

中核的な開発者と協力者のグループは存在しますが、市場動向を見て流通量を調整したり、取引に介入したりする中央銀行は存在しません。

例えば、日本ならば日本銀行、米国ならばFRB(連邦準備理事会)に相当する管理組織は存在しないのです。

国家という権威から離れた場所で、中央集権的な管理を受けない通貨がビットコインの目指した姿であり、後続する暗号資産にも共通する大きな特徴と言えます。

ブロックチェーン

分散型台帳」と呼ばれるブロックチェーンの仕組みを活用すれば、すべての取引履歴を暗号化し、分散して保存することができます。

いわば、ユーザー同士が共同で通貨を管理している状態と言えます。

このような仕組みから、実質的にブロックチェーン技術は改ざんが不可能だといわれています。

ビットコインに中央銀行が存在しないということは、その取引情報もどこか1ヵ所にまとまっているわけではない、ということでもあります。

銀行では、本店の大金庫や厳重に管理されたメインサーバーなどで、通貨や取引情報が管理されます。

しかし、ビットコインでは、プログラムをダウンロードして取引に参加している端末が、個別で相互につながるP2Pネットワークを構築しています。

従来のクライアントサーバシステムでは、サーバが故障するなどしてダウンすると、システム全体が停止してしまうという問題があります。

その点、クライアント同士が分散して通信するP2Pネットワークなら、一部の端末が停止してもシステム全体がダウンすることはありません。

ビットコインの取引情報は、世界中に散らばる膨大な数のPCやスマホやタブレットといった端末群によって記録共有され、情報の整合性やセキュリティが担保されています。

国家という権威ではなく、予め決められたプログラムに沿って取引を行う世界中のユーザーからの信頼によって、ビットコインの価値は保たれているのです。

発行枚数に上限がある

ビットコインは誕生した当時から、発行枚数が2,100万枚と決められています。

これは、ビットコインの仕様であり、予めプログラムに組み込まれていますので、それ以上発行されることはありません。

現在、発行されている暗号資産の多くは、最終的な発行上限が決められています。ただし、その数量はまちまちで、数字の根拠もそれぞれ違います。

現実の法定通貨では、中央銀行の経済政策によって通貨の流通量を増減させることが可能で、それにより景気動向を誘導していくことができます。

その一方で、必要以上の通貨を流通させてしまうと、通貨の価値が下がりインフレを引き起こしてしまいます。

ビットコインの場合、管理する中央組織がないため、漫然と発行していては、やがて市場にビットコインが余り出し、価値を下げることになってしまいます。

そうした懸念もあって、あらかじめ発行枚数の上限が決められているのです。

このように発行上限が予め決められていることが、ビットコインの将来的な値上がりの予測や、それによる投機的な傾向に繋がっているとも言えるでしょう。

世界中にリアルタイムで送金できる

インターネット環境さえあれば、ビットコインは24時間365日、相手がどこにいても送金することが可能です。

また、従来の銀行を介した海外送金と比べて、着金までにかかる時間が圧倒的に早いのもビットコインならではの特長です。

それまで数日かかっていた海外送金を、ほんの數十分のうちに完了させることが可能です。

これほどまでにスピーディーな海外送金が可能なのは、ビットコインをはじめとする仮想通貨がブロックチェーンという特殊な技術を利用している点に理由があります。

ビットコインが欲しい

ビットコインを手に入れる方法には大きく分けて3つあります。

・暗号資産取引所で購入する。
・誰かから送ってもらう
・マイニングをして新たに発行する。

「暗号資産取引所」で購入する。

ビットコインを手に入れる最も確実な方法は、「暗号資産取引所」を利用することです。

この暗号資産取引所には、個人が所有するビットコインがたくさん出品されています。

ここで「買いたい人」は「売りたい人」からビットコインを購入できる、というしくみになっているのです。

つまり、個人間での売買となります。

暗号資産取引所はほとんどが私設であり、民間会社が経営しています。

ビットコインは暗号資産の基軸通貨なので、どの取引所でも取り扱いがありますが、取引所によって購入可能な価格や手数料など条件が異なります。

誰かから送ってもらう

ビットコインは個人間で取引されるため、誰かに送金してもらえます。

ビットコインを受け取るには、メールでいうところのメールアドレスのような「ビットコインアドレス」が必要になります。

これはビットコインを管理する「ウォレット」アプリをスマートフォンなどにインストールすることで取得できます。

「マイニング」をして新たに発行する。

この「マイニング」は、日本語では「採掘」と訳されます。

それは、ビットコイン取引における計算作業をいち早くおこなった人に報酬として新しいビットコインが与えられる、というしくみです。

「金鉱の採掘作業」に似ているため、こう呼ばれています。

しかし、「マイニング」で利益を出そうとすると、非常に高性能な大型コンピュータやそのコンピュータを動かすための電源設備が必要になるので、個人でおこなう方法としてはあまり現実的とは言えません。

手段としては「マイニング・プール」というシステムがあります。

これは多数の個人が資金を持ち寄り、共同でマイニングして採掘できたビットコインを資金提供の割合に応じて分配するというものです。

まとめ

初めて世に出た暗号資産であり、今もその代名詞として君臨する「ビットコイン」。

人気・時価総額ともにトップで、暗号資産を始めるなら、まず持っておきたいコインといえるかもしれません。

現実世界でいうならば、さしずめ世界のハードカレンシー(国際決済通貨)であるアメリカドルのような存在でしょう。

ビットコインを始める為に、まずは十分な情報を集めるところからスタートしましょう♪