2009年に誕生した「ビットコイン」。
今では 1BTC=約1,700万円(2025年9月時点) にまで成長し、暗号資産の中心的な存在となっています。
この記事では、ビットコインの誕生から特徴、仕組み、そして将来の可能性までを分かりやすく解説します。
ビットコインの誕生
- 2008年10月:「サトシ・ナカモト」という謎の人物が、ビットコインの仕組みを論文として発表
- 2009年1月:最初の取引が始まり、世界初の暗号資産が誕生
- 2010年5月:1万BTCでピザ2枚を購入(ビットコイン・ピザデー)
- 2017年末:1BTC=200万円を突破し、初めて大ブームに
- 2021年11月:過去最高値更新(約800万円)
- 2024年12月:ETF承認をきっかけに1BTC=1,600万円超へ
わずか十数年で「無価値」から「国が資産として認める存在」へと成長しました。
ビットコインの特徴
- インターネット上だけに存在するデジタル通貨
- 誰も管理していない(非中央集権)
- 世界中どこでも使える
- 発行上限が決まっている(2100万枚)
- ブロックチェーンによる高い透明性と安全性
発行枚数・半減期・マイニング
- 発行上限:2100万枚
これ以上は増えないため「デジタルゴールド」と呼ばれる。 - 半減期:約4年ごと
マイニング(新規発行)報酬が半分になる仕組み。
供給量が減るため、価格上昇が期待されやすい。 - マイニングとは?
世界中のコンピューターが「計算競争」を行い、取引を承認する作業。
その報酬としてビットコインが新しく生まれる。
これらの仕組みにより、インフレに強い通貨設計がされています。
ETF承認とビットコイン
2024年にはアメリカでビットコインETFが承認され、投資家が証券口座から株と同じようにビットコインに投資できるようになりました。
- ETFによって投資のハードルが下がる
- 機関投資家や年金基金など大規模マネーが流入
- 価格の安定性・信頼性が増す
ETF承認は「暗号資産が正式に金融商品として認められた」大きな一歩です。
暗号資産全体の中でのビットコインの立ち位置
- 時価総額は暗号資産全体の 40~50%前後 を占める
- 「基軸通貨」として他の暗号資産の価格にも影響を与える
- 先行者としてのブランド力と圧倒的な認知度
ビットコインは「暗号資産の王様」とも呼ばれ、今も中心的な存在です。
ブロックチェーンの仕組みと可能性
ビットコインを支えるのが ブロックチェーン。
これは「みんなで共有している取引台帳」のようなものです。
- 世界中のコンピューターが同じ取引記録を持ち、同時に確認する
- 一度書き込まれたデータは改ざんが極めて困難
- 取引が透明で誰でも確認できる
まとめ
- ビットコインは2009年に誕生した世界初の暗号資産
- 発行上限・半減期・マイニングにより、希少性と安全性が担保されている
- ETF承認により金融市場への信頼度が一気に高まった
- 暗号資産全体の中で中心的な立ち位置を持つ
- ブロックチェーンは通貨だけでなく、社会全体を変える可能性を秘めている
ビットコインを理解することは、暗号資産の基礎を理解すること。
これから投資や学びを始める人にとって、最初の一歩になるでしょう。



