私たちは普段、税金のことを深く考えずに働いたり生活しています。
でも実際には──
稼いでも、使っても、受け取っても、あらゆる場面で課税されています。
気づけば、収入の半分近くを“国に納めている”のが日本の現実。
特に暗号資産は「最大55%も税金が取られる」と誤解されやすく、
知らないまま動くと大きな損をしてしまうこともあります。
だからこそ今回は、
✅ 日本の税金の仕組みを正しく知る
✅ 暗号資産の課税ポイントを理解する
✅ Triaのような新しい仕組みで資産を守り、賢く使う方法を知る
この3つをゴールにして學んでいきます。
日本の税金の基本
日本の税金は「国税」と「地方税」
日本の税金は大きく分けて2種類。
- 国に納める税金(国税)
- 都道府県や市区町村に納める税金(地方税)
この2つを合わせると、50種類以上の税金が存在します。

国税(国に取られる税金)
| 種類 | 内容 |
|---|---|
| 所得税 | 給与・ボーナス・副業・投資益などにかかる税金。累進課税で、稼ぐほど税率UP。 |
| 復興特別所得税 | 所得税に上乗せ。東日本大震災の復興財源として導入。 |
| 消費税(国税分) | コンビニ・ネットショッピング・電気代など、ほぼ全ての支出に課税。 |
| 相続税 | 財産を相続するときにかかる。基礎控除を超えた分に課税。 |
| 贈与税 | 生前に財産をあげたりもらったりしたとき。年間110万円以上で課税対象。 |
| 法人税/地方法人税 | 企業の利益にかかる税金。最終的には社員の給料やボーナスにも影響。 |
| 酒税・たばこ税 | 飲む・吸うにも課税。消費抑制と税収の両立目的。 |
| 揮発油税・軽油引取税 | ガソリン価格の半分近くを占める隠れ税金。 |
| 関税 | 輸入品に課税。海外ブランドや食料品が高い理由の一つ。 |
| 印紙税 | 契約書や領収書に貼る印紙代。あれも立派な税金。 |
| 登録免許税 | 不動産や会社設立の登記時にかかる。 |
| 自動車重量税 | 車検のたびに支払う「道路使用料」のような税。 |
☞国税の特徴は「どこからでも取る」構造。
稼いでも・使っても・持っても・動いても課税されます。

地方税(都道府県・市区町村に取られる税金)
| 種類 | 内容 |
|---|---|
| 住民税 | 所得に応じて翌年に課税。給料天引き or 普通徴収。 |
| 事業税 | フリーランスや個人事業主が対象。会社は法人事業税として支払う。 |
| 固定資産税 | 土地・建物を持っていると毎年課税。家を持つだけで“維持費”が発生。 |
| 都市計画税 | 都市整備のために、固定資産に追加で課税される。 |
| 自動車税・軽自動車税 | 車やバイクの所有に毎年発生。環境性能割も追加中。 |
| 不動産取得税 | 土地・建物を購入したときに1度だけ課税。 |
| 宿泊税・入湯税 | ホテル・温泉利用時に上乗せされる税金。観光地ではすでに一般的。 |
| 森林環境税 | 2024年から全国で導入。地球環境保全の名目で、1人年1,000円徴収。 |
☞地方税の特徴は「生活と所有」に密着。
“暮らしてるだけで発生する税金”が多いのがポイントです。

これから出てくるかも?新しい税金候補
| 新税候補 | 内容・目的 | 影響例 |
|---|---|---|
| 走行距離課税(走行税) | ガソリン税が減るEV時代に向けて、走行距離そのものに課税する案。 | 郊外・地方在住者に重くのしかかる可能性。 |
| 観光税・宿泊税の全国拡大 | インバウンド増加に合わせて、全国的に導入の流れ。 | ホテル宿泊費が数百円単位で上乗せ。 |
| 炭素税・環境課税 | 脱炭素社会の推進を名目に、CO₂排出量に課税。 | 企業コスト上昇→物価転嫁の可能性。 |
| キャッシュレス課税(議論段階) | デジタルマネー・送金などの取引にも小額課税の可能性。 | 暗号資産・電子決済のコスト増懸念。 |
“生きて動くだけで課税ポイントが増える時代”がすぐそこにあります。
サラリーマンの実態:知らぬ間に“半分取られている”
▼月収30万円のサラリーマンの場合
| 項目 | 概算金額(円) | 内容 |
|---|---|---|
| 健康保険 | 約15,000 | 病院の3割負担を支える保険料 |
| 厚生年金 | 約27,000 | 老後のためとはいえ実質的な“強制天引き” |
| 雇用保険 | 約900 | 失業時の保障 |
| 所得税(源泉徴収) | 約6,000 | 国に前払いする税 |
| 住民税 | 約10,000 | 前年の所得に応じて課税 |
| 合計 | 約59,000円 | 手取りは約24万円前後 |
さらに、消費税・ガソリン税・電気代・通信料にも税金が上乗せ。
結果的に、実質50%近くが“国に流れている”のが現実です。
サラリーマンは“働く前から既に課税されている”構造。
給与明細=税金の教科書です。

暗号資産の税金
「55%課税」の正体
暗号資産による利益は、「雑所得」として扱われます。
ここで注意すべきは「最大55%」という数字の意味。
これは、
所得税(最大45%)+住民税(10%)=合計55%
という“最高税率”のこと。
つまり、所得が多い人ほど税率が上がる「累進課税」方式なんです。

🧾 2025年時点の所得税率(累進課税)
| 課税される所得金額 (年収目安) | 所得税率 | 控除額 | 住民税率 | 合計税率 | 実質負担 |
|---|---|---|---|---|---|
| ~195万円(年収約300万円以下) | 5% | 0円 | 約10% | 約15% | 年収300万円 → 約45万円 |
| 195万~330万円(年収約400万円) | 10% | 97,500円 | 約10% | 約20% | 年収400万円 → 約80万円 |
| 330万~695万円(年収約500~700万円) | 20% | 427,500円 | 約10% | 約30% | 年収700万円 → 約210万円 |
| 695万~900万円(年収約900万円) | 23% | 636,000円 | 約10% | 約33% | 年収900万円 → 約300万円 |
| 900万~1,800万円(年収約1,200~1,500万円) | 33% | 1,536,000円 | 約10% | 約43% | 年収1,500万円 → 約645万円 |
| 1,800万~4,000万円 | 40% | 2,796,000円 | 約10% | 約50% | 年収2,000万円 → 約1,000万円 |
| 4,000万円超 | 45% | 4,796,000円 | 約10% | 約55% | 年収4,000万円 → 約2,200万円以上 |
※ここでいう「年間所得」には、暗号資産の利益も含まれます。
つまり、本業+副業+暗号資産の合計で課税が決まるんです。
💡ポイントで理解!
- 住民税は全国ほぼ一律10%(内訳:所得割9%+均等割1%前後)
- 所得税は累進課税制:稼げば稼ぐほど、税率が段階的にアップ
- 控除額は「低所得層を守るため」の調整(たとえば年収300万円では実効税率はもっと低め)
- つまり、“ちょっと稼げるようになった瞬間”に税率が上がる構造になっている
課税が発生する“3つの瞬間”
1️⃣ 売却したとき
→ BTCやETHなどを円に換金した瞬間
2️⃣ 他の通貨に交換したとき
→ BTC→USDT、ETH→ARBなども「売却扱い」
3️⃣ 商品・サービスを購入したとき
→ コインで買い物した時点で“その時の時価”で課税
つまり、「利益を確定した瞬間」=課税対象。
ウォレットに置いてるだけでは課税されません。

損益通算ができない現実
株やFXと違い、暗号資産は「雑所得」なので、
他の金融商品との損益通算ができません。
たとえば、
- 株で100万円損した
- 暗号資産で100万円利益が出た
→ 差し引き0にはならない。暗号資産の利益100万円に課税。
これが「知らないと損する」最大のポイントです。
将来的な税制改正の動き
政府・自民党内では、
「暗号資産の利益を申告分離課税(20%)にすべき」という議論が進行中。
現状は雑所得のため不利ですが、
制度改正が実現すれば、株・FXと同じく
税率が一律20%前後に軽減される可能性もあります。

暗号資産の税金が変わる?
金融庁が分離課税&ETF解禁を要望へ
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暗号資産:現金化の壁
一般的な出金フロー
1️⃣ 海外取引所・ウォレットで上場コインに変換
2️⃣ 国内取引所へ送金
3️⃣ 日本円に交換
4️⃣ 銀行口座に出金
⚠️問題点
- 手間と時間がかかる
- 両替・送金手数料が高い
- 日本にはUSDT市場がなく、価格変動リスクがある
Triaの仕組みと未来
Triaは、暗号資産をそのまま“使えるお金”に変える新しい仕組み。
仕組み
- 暗号資産をデポジット
- Visaカードと連動
- 日本のATMから円で直接引き出し可能
- Visa加盟店でそのまま決済OK
メリット
✅ 出金の手間を大幅に削減
✅ 両替・送金手数料を回避
✅ 価格変動リスクを最小化
Triaを使えば、“暗号資産を実生活で使う”時代が現実に。
まとめ
- 日本の税金は50種類以上。生きて動くだけで課税。
- サラリーマンの手取りは実質50%以下。
- 暗号資産は雑所得として最大55%課税されるが、制度改正の可能性あり。
- 出金の壁を知り、Triaのような新しい仕組みを使うことで、
「税金・手数料・時間」の3重コストを突破できる。
最後に
日本は“税金大国”ではなく、“国民負担大国”。
でも大切なのは──
「税金が高いから諦める」ではなく、
「氣にせず稼げる仕組みを持つこと」。
税金を「奪われるもの」ではなく、
「知識でコントロールするもの」として捉えること。
🔥税金に負けない。
🔥暗号資産を活かし、守り、増やす力を。
それが、SJKが伝えたい“新しい生き方”です。


