現状把握をしよう!
日本は2024年3月、日本銀行植田総裁がマイナス金利政策解除を発表。
7月に17年ぶりの0.25%利上げをしました。
2024年6月にユーロ
9月にアメリカが利下げを開始しました。

各国の中央銀行のトップは、
日本銀行 植田総裁
FRB パウエル議長
ECB ラガルド総裁
『中央銀行には、どんな役割があるのかな?』
中央銀行の役割とは?
各国・地域によって若干異なりますが主に4つの役割があります。

1、発券銀行、紙幣や貨幣を発行する
2、通貨の番人、通貨の価値を安定させる
3、銀行の銀行、市中銀行と資金の取引を行う
4、政府の銀行、国家の預金を取り扱う
ヒデさんのセミナーやSJK内で聞く、日銀会合、FOMCは、中央銀行が金融政策の方針を決定する会合になります。
なぜ金利を操作するのか?
『日本銀行のHPを見てみよう』

日本銀行が通貨及び金融の調節を行うに当たっての理念として、「物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資すること」を掲げています。
簡単に言うと日銀の金利操作は、物価の安定を図ることを目的として行われます。
『FRBのHPも見てみよう』

金融政策を行う目的として、義務付けられた2つの重要な目標を達成するためにFRBが行なっている事です。とあります。
2つの重要な目標とは、
・最大雇用促進(雇用統計)
・商品やサービスの価格安定を促進する(CPI)
ヒデさんが注目のイベントにあげている、雇用統計やCPIは、この2つの目標の現状の結果が数値でまとめられ発表されるので、注目されているのだと気づきました。
利上げ・利下げとは?

利上げとは、金融引き締めと言われ、通常加熱した景気を落ち着かせる目的で行います。
通貨価値は上がり、通貨の供給量が減少。
物価高を抑制する働きがあります。
通貨価値が上がるため、お金が借りにくくなります。
利下げとは、金融緩和と言われ、景気を活発にさせる働きがあります。
通貨価値は下がり、通貨の供給量が増加。
物価は上がっていきます。
通貨価値は下がるため、お金は借りやすくなります。
株式市場、不動産市場への影響は?

株式市場、不動産市場は、金利が上がると、価格が下がります。
『詳しく見てみよう』

利上げで金利が上がると、企業の利息の支払いが増えます。
銀行からの借入がしにくくなり、業績悪化の懸念から株価が下落。
個人ではローン金利が上昇し、借りられる額が減ってしまったり、利息の支払いが増えるため消費が縮小。
反対に利下げで、金利が下がると企業は利息の支払いが少なくなります。
銀行からの借入がしやすくなり、業績向上の予測から株価が上昇。
個人ではローン金利が低下。
利息の支払いが減るため、消費が拡大していきます。
暗号資産市場への影響は?
『みんなで考えてみよう!』
利上げの場合、価格下落
利下げの場合、価格上昇
利上げをすると預金金利が上昇します。
銀行預金金利も上がる事から、リスクが高い投資に回すのではなく、銀行に預け手元に置いておきます。
利下げの場合は預金金利が下がります。
手元に資金を持っていても増えないため、投資を積極的に行う様になり、資金を投資に回すため価格が上昇。
更に利下げをする事で、企業がお金を借りやすくなります。
技術開発やエコシステムの構築を促進する可能性があります。

またBTC、ETHはETF承認され、他の暗号通貨も現在審査中です。
ETFとは、、、
簡単に言うと「複数の会社の株を、一つの袋に入れ商品にしたもの」になります。なので株式市場同様、利上げをすると仮想通貨は下がると予想されます。
為替(FX)への影響
『現在の金利差を見てみよう』

日本の金利0.50
アメリカ4.25から4.50
ユーロ2.65
ヒデさんのセミナーで「今後日米の金利差は縮まることはあっても、広がることはない」とお話がありました。

こちらは各国の中央銀行の政策金利の表になります。
2022年から日米の金利差は開いてきました。
この時アメリカが急速に利上げをし、日本は利下げを継続。
そのため日米の金利差は広がる一方となりました。
現在日本とアメリカの金利差は開いていますが
日本が利上げ中、アメリカが利下げ中です。
この金利差がどこまで縮まっていくのか?
今後も金融政策に注目していきましょう!