【 FXの基礎知識 】「 pips（ピップス）」とは？損益計算方法もわかりやすく解説します！

FXの取引を始めると様々なところで「pips（ピップス）」という単語を目にします。

値幅や損益などを確認する際にpipsは必ず使う単位ですので、初心者の方は必ず覚えておきたい基礎知識の１つです。

pips（ピップス）とは

pip（ピップ）は「percentage in point」の頭文字をとったもので、通貨の共通単位としてFXで使用され、pips（ピップス）はその複数形です。

FXは米ドルやユーロなど単位の違う様々な通貨を取引しますので、単位を統一する為に、pipsが使われています。

異なる通貨ペアでも共通の単位で変動幅を表すことができるほか、スプレッド（買値と売値の差）の単位としても使われています。

「最小単位の１％」という意味になります。

※一部のFX会社で異なる場合があります。

FX口座のpips表記

FX口座では「1pipsの位」を分かりやすく表示してくれています。

MT4のpips表記

FXTFのpips表記

pipsを使った損益計算

pipsを使い各通貨ペアの単位を共通することで、簡単に損益を計算することができます。

例) 10,000通貨で取引し、100pips獲得した時の損益
100(pips) × 0.01 × 10,000(通貨) = 10,000円

例) 10,000通貨で取引し、100pips獲得した時の損益（ドル円レート＝130円）
100(pips) × 0.0001 × 10,000(通貨) × 130 = 13,000円

利益の目安

目標にする利益と取引する通貨数を決めることで、必要なpipsを計算することが出来ます。

下記の早見表を参考にしてみてください。

目標金額を決める

「月に〇〇万円稼ぐ」と目標を設定しても、どのくらいのpipsを獲得すればいいのでしょうか？

その計算方法を解説します。

ここでは、「証拠金10万円で月1万円の利益を目標」に解説していきます。

取引可能な通貨数を知る

まず、「何通貨」取引できるのか、「通貨数」を計算します。

【10万円の25倍レバレッジ】※国内FX会社最大レバレッジ

10万円 × 25倍 = 250万円（取引可能な日本円のMAX金額）

ドルだと、

250万円 ÷ 130円 = 19,230ドル（取引可能なドルのMAX金額）

最大で19,000通貨の取引ができることになります。

余裕をみて、10,000通貨で取引をしようとします。

早見表で確認

次に獲得するpipsを計算しましょう。

取引する通貨数さえ分かれば、下記の早見表を見ればすぐに確認できます。

10,000通貨で取引するなら、1万円の利益を得るには100pipsが必要になります。

このように、目標金額に対して必要なpipsを計算することができます。

まとめ

以上、pipsと損益計算方法について解説してきました。

「どれくらい変動すればどれくらいの損益になる」という事の把握が、取引する上でとても大事です。

しっかりと目標をたてて、余裕を持って取引しましょう。