暗号資産(仮想通貨)業界は日々進化していますが、2025年7月後半の注目ニュースとして「IKAネットワーク」「ONDO ETF」「Polygonステーブルコイン」の3つが話題となっています。
この記事では、それぞれのプロジェクトが何をしていて、なぜ今注目されているのかを初心者にもわかりやすく解説します。
【トピック➀】IKAネットワーク:7月29日メインネット始動!
IKA(アイカ)とは?
- Suiチェーン上に構築された、次世代型のMPC(マルチパーティ計算)ネットワーク
- セキュリティ重視の設計で、複数人の合意で操作する「マルチシグ」や「権限管理」が可能
- DeFi(分散型金融)にゲーム性を取り入れた独自UXも話題
- 「Your Waifu’s Coordination Era Begins(推しキャラのコーディネーション時代)」というアニメ調の世界観で注目を集めています
IKAの注目ポイント
- メインネットが7月29日にローンチ決定!
- Sui財団・dao5・Hashed・HashKey Capitalなどから2,100万ドル超を調達
- キャラクターに役割を与える“キャラバウンドトークン”など、ブロックチェーン×アニメの融合が新しい
🔰 初心者向け補足
💡MPCとは?
「1人の秘密鍵で管理する」のではなく、複数人で協力しないとアクセスできない安全な仕組み。まるで金庫の鍵を何人かで持ち合っているようなイメージです。
【トピック②】ONDO ETF:RWAトークンのETF化へ前進
何が起きた?
- 7月22日、21Sharesが米SECに「ONDOトークンETF」を正式申請
- 実現すれば、RWA(現実資産)トークンを直接保有するETFとしては業界初
なぜ注目?
- ETFは「現物保有型」で、透明性と規制対応を重視
- ONDOを発行するOndo Financeは、米国の証券取引業者も買収済
- Pantera Capitalと2.5億ドルファンドも設立し、機関投資家の受け入れ体制を整備
市場の反応
- ETFのニュースを受けて、ONDOトークンは価格が急反発
- 24時間で約5億ドルの取引高を記録
🔰 初心者向け補足
💡ETFとは?
投資信託のようなもので、誰でも証券会社を通じて株のように購入できる商品。もしONDOのETFが承認されれば、暗号資産がもっと身近な投資対象になる可能性があります。
【トピック③】Polygon:ステーブルコイン供給が3年ぶりの最高水準に!
何が起きた?
- Polygonチェーン上のステーブルコイン供給量が28億ドルを突破
- これは過去3年間で最高水準!
成長の理由は?
- USDCやUSDTの流入でDeFi・決済の利用が活発に
- Polygon 2.0構想が始動し、マルチチェーン対応を強化
- Stripe(オンライン決済)やフランクリン・テンプルトン(投資会社)との提携も追い風
🔰初心者向け補足
💡ステーブルコインとは?
価格がドルなどに連動している暗号通貨のこと。価格変動が少ないため、送金や決済に便利で、DeFiでも多く使われています。
まとめ:暗号資産は“金融×インフラ×コミュニティ”へ進化中!
テーマ | 概要 | 注目ポイント |
---|---|---|
IKA | アニメ×DeFi×MPCネットワーク | 7/29メインネット開始、ゲーム感覚のセキュリティ |
ONDO ETF | 初のRWA現物ETF申請 | トークンをそのままETFで保有=新しい金融の形 |
Polygon | ステーブルコイン急増 | DeFi・決済・TradFi連携の基盤強化が進行中 |
暗号資産の未来に備えよう!
今回紹介した3つの話題は、いずれも「暗号資産が“使われるもの”になる未来」を示しています。
「なんとなく仮想通貨って怪しい…」という時代は終わり、今はすでに金融・ゲーム・決済と結びつきながら、新たな形をつくろうとしています。
まずは興味を持ち、小さく触れて学ぶことが、次のチャンスをつかむ第一歩です。