【CBD(カンナビジオール)】とは?
- 2023.07.18
- Health
CBD(カンナビジオール)とは
CBDは、カンナビジオール(Cannabidiol)の略称です。
大麻からとれるカンナビノイドという成分の一つで、麻(大麻草)の茎や種子から抽出される成分です。
心と身体の恒常性を整えるものとして、世界中の国々で医療や健康・美容業界から注目を集めています。
また、CBDは、THC(テトラヒドロカンナビノール)とは異なり、精神作用を引き起こすことがないため、高い安全性が認められています。
CBDとTHCの違い
大麻に含まれるカンナビノイド。大きく分けると、CBD(カンナビジオール)とTHC(テトラヒドロカンナビノール)の2つが含まれています。
薬物への依存・中毒のイメージがある成分は、THCを指し、日本国内では「麻薬に指定されている禁止成分」となっています。
CBDは、THCのような精神作用や依存が示されていないため、合法となっています。
CBD(カンナビジオール)
合法な成分。深いリラックスの働き
・大麻草の「茎」、「種子」から抽出する成分
・心身を鎮める働き、セロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質に反応して、ストレスを和らげる働き
・中毒性、依存性がない
THC(テトラヒドロカンナビノール)
非合法、禁止成分。高揚感、中毒性あり
・大麻草の「花」、「穂」、「葉」、「根」から抽出する成分。
・中毒性があり。精神に働きかける
・医療用大麻等に含まれている
・吸引による精神作用の危険性・依存性によって、日本国内では「麻薬」分類とされ、規制対象となっている
CBDの歴史
紀元前:中国で大麻が医療目的で使用される。この時代の古文書には、大麻が関節炎、便秘、女性特有の問題、そして血液の凝固不良などの病気を治療するのに役立つと記述されています。
1800年代:英国、アイルランド、そして米国で、CBDが含まれる大麻が医療目的で使用されていました。この時代には、神経痛、不眠症、痙攣、そして不安障害などの治療に役立つとされていました。
1940年代:CBDの化学構造が特定されました。この時期には、THCが精神作用を引き起こす成分であることが判明し、大麻の法的規制が始まりました。
1960年代:「CBD」と「THC」の抽出に成功しました。
1970年代:アメリカ合衆国において、麻薬取締法によって大麻が違法となりました。この時期には、大麻に含まれるTHCの割合が高いことが認識され、大麻の医療利用が規制されるようになりました。
1990年代:イスラエルの科学者がCBDの医療効果について研究を始め、CBDががんやてんかんなどの病気の治療に有効であることが示されました。これにより、CBDの医療利用が再び注目されるようになりました。
★エンドカンナビノイドシステムの発見
2018年:アメリカ合衆国において、ヘンプ由来のCBDが合法化されました。この法律により、THC含有量が0.3%以下のヘンプ由来のCBD製品は、合法的に販売されるようになりました。
世界アンチドーピング機構がCBDをドーピング対象から外したり、WHO(世界保健機関)や、FDA(アメリカ食品医薬品局)などがCBDを安全な成分と認定した。
以上が、CBDの歴史についての概要です。
近年、CBDの研究は盛んになっており、CBDが健康や医療分野での利用がますます進んでいくことが期待されています。
CBDで期待できること
人間の体内には本来自分の身体を調節する機能である、エンド・カンナビノイド・システム(ECS)が備わっています。
人間が生活していく上では欠かすことのできない機能のバランスを整える非常に重要な役割を担っているシステムですが、研究により、外部からの強いストレスや老化に伴って働きが弱ることがわかっています。働きが弱るとカンナビノイド欠乏症になり、様々な疾患になることも明らかになりました。放置しておくと重篤な病気となる可能性が高いため、危険視されています。
CBDに含まれる有効成分の植物性カンナビノイドを体内に取り入れることで、カンナビノイド欠乏症を解消し、ストレス緩和やホルモンバランスなど、身体と心に影響を与えるものを整えるCBD(カンナビジオール)の効果が期待できます。
▼エンド・カンナビノイド・システム(ECS)については、下記記事をご覧ください。
【CBD】こんな人におすすめ
・睡眠の質をあげたい人
(眠りが浅い、寝つきが悪い、寝起きが悪い、寝ても寝ても眠い)
・仕事上不摂生な生活になりがちな人
・体調を崩しやすい人
・日々のパフォーマンスを上げたい人
・朝スッキリ起きたい人
・肌荒れが気になる人
・なかなか疲れが取れない人
・スポーツマン
・腰痛や、肩こりが激しい人
CBDは安全?副作用はない?
CBDの安全性は、WHO(世界保健機関)も認めています。
WHO(世界保健機関)は2017年にCBDについて以下のような報告をしています。
”CBDは非常に安全で、幅広い容量で忍容性が良好である。公衆衛生上の問題も濫用の危険性もない”(WHOの報告書にある、「忍容性が良好」とは「副作用がほとんどないかあっても非常に軽い」ということを意味しています。
出典:WHO カンナビジオール(CBD)事前審査報告書
ただし、アメリカ食品医薬品局(FDA)によると、妊娠中、授乳中の女性のCBDの摂取を避けるよう、警告しています。
妊娠中、授乳中のCBDの摂取に関する研究がほとんどなく、安全に使用できる保証がありません。
CBDが安全な成分だとされていても、妊娠中、授乳中の女性に与える影響が不明のため、摂取は避けるべきでしょう。
CBDオイルのお召上がり方
CBD 配合の健康食品に関しては医薬品的な誤認を与える可能性があるため摂取時期や量、方法などを細かく決めることはできません。
あくまで CBD 製品が健康食品であることを念頭に置いた上での摂取量の目安としては、1日20~100㎎が目安と言われています。
この範囲内でご自身の適量を見つけてください。
おすすめのCBDオイル
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h'(アッシュ)については、こちらの記事でご紹介していますので是非ご覧ください。