NIZKとは?スケーラビリティ問題で注目される名柄!
メタバースやNFTの人気で問題視されている、イーサリアムのスケーラビリティ問題(手数料の高騰や処理の遅延)の解決を目指すプロジェクトとして注目されているのが「NIZK」です。
この記事では、そんなNIZKについて解説していきます♪
NIZKとは
NIZKは、イーサリアムの処理を高速化する「zkRollupsプロジェクトの一環」です。
「zkRollups」とは、セカンドレイヤーに処理の一部を逃がすことでトランザクションを高速化するものです。
●セカンドレイヤーとは
メインのブロックチェーン以外で何らかの取引を実行する技術のことを言います。
ブロックチェーン本体のシステムの処理に負荷がかからず、高速な処理ができることでスケーラビリティ問題を解決できます。
zkRollupsとは
zkRollupsにより、下記のような効果が期待できます。
●信頼性と安全性の維持
●転送速度(スループット)の上昇
●ETHの処理コスト(ガス代)削減
NIZKは「非対話型ゼロ知識証明」を使い「zkRollups」の処理を裏付ける仕組みです。
「非対話型ゼロ知識証明」とは?
NIZKの「非対話型ゼロ知識証明」とは、どのような技術なのか解説します。
ゼロ知識証明とは
ゼロ知識証明とは、ユーザー認証を安全に行うために開発された技術で、デジタル署名などに活用されています。
ゼロ知識証明をかんたんに表現すると「ある情報の正しさを、情報自体は隠したままで証明する」ものです。
例えば、ゼロ知識証明を使うことで「正しいパスワードを知っていることを、パスワードを入力しなくても証明できる」ようになります。
対話型と非対話型ゼロ知識証明
ゼロ知識証明には対話型と非対話型の2通りがあります。
対話型とは、証明者と検証者がやり取りをして証明を行うものです。
非対話型とは、その作業を自動化して効率を高め、実装を簡単にしたものです。
NIZKは非対話型ゼロ知識証明を用いています。
NIZKはどんな人の課題を解決する?
メタバース空間
メタバース空間では、日常と同じような世界を作り出そうとしていますが、現実世界では毎秒かなりの数のトランザクションが必要となっていますので、毎回高いガス代を払うのは現実的ではありません。
ですので、セカンドレイヤーであるNIZKの重要性が大きくなっています。
ゲーム開発者
ゲーム開発者は、ゲームを開発したにもかかわらず、ガス代が高い故に、遊んでもらえない、たくさんのトランザクションを処理させられないという問題がありますので、コスト削減の面でも解決してくれます。
ゲームユーザー
ゲームユーザーは、やりたいゲームがあるのに、ガス代が高いために、少額からプレイできないという問題も解決してくれます。
ソーシャルメディア
NIZKは複数のゲーム会社と協力提携を結んでいます。
開発段階から必要な仕様を計算することで、速く、手数料が安いシステムを提供しています。
まとめ
NIZKでは現在、プライベートセールを実施中です。
セカンドレイヤーには大きな期待が集まっており、現在、資金もかなりの額が集まっています。
セカンドレイヤーに預けられている資産の総額は2021年年初に比べて何倍も増加しており、一週間で50%以上増加しているプロジェクトも多くあります。
暗号資産市場が盛り上がるにつれ、イーサリアムネットワークの混雑が予想されるため、今後もセカンドレイヤーの需要は高まると見られていますので、今後も注目しましょう。