暗号資産ファイルコイン(Filecoin/FIL)とは?わかりやすく解説!

暗号資産ファイルコイン(Filecoin/FIL)とは?わかりやすく解説!

Filecoin(ファイルコイン)は2017年に約282億円の資金調達を行った暗号資産で有名です。

この記事では、Filecoinについて解説していきます♪

Filecoinとは

Filecoinは、現在のインターネット社会が抱えるデータ問題を解決する為に生まれた「誰もがストレージ容量を貸し出すことができる分散型ストレージネットワーク」です。

このネットワークで使われるトークンも「Filecoin(FIL)」と呼ばれています。

現在のストレージはGoogleDriveicloudなどのクラウドサービスが主流となっているため、大手IT企業に情報が集まっていて、中央集権的に情報が管理されています。

しかし、このようなストレージサービスはいくつかの問題を抱えています。

例えば、データセンターにトラブルが生じた場合、データにアクセスできなくなる可能性がありますし、第三者による不正なアクセス・データの漏洩・改ざんなども考えられます。

Filecoinは、このような問題を解決するため「IPFS」と呼ばれる分散型ストレージネットワークを採用しています。

IPFSとは

IPFSとは、「Interplanetary File System」の略で、現在のインターネット「HTTP」に代わる分散型インターネットファイルシステムです。

データを一つのサーバーで管理する中央集権型ではなく、「世界中のデバイスで余っている空き容量を活用して分散型で管理するシステム」です。

GoogleNASAなどの多くの大企業がこのようなIPFSを採用すると発表していますので、今後も多くの需要が見込まれています。

Filecoinの特徴

世界中の空きストレージを活用

Filecoinは、世界中の全デバイスの空きストレージを活用している点が特徴です。

世界に存在するデバイスのストレージは約50%が利用されていないと言われており、そこに目をつけたのがFilecoinです。

参加者が増えることによって利用可能な容量を増やすことができる仕組みのため、拡張性にも優れており、「地球規模の大規模なストレージ」を実現できる設計です。

Filecoinを支える多くのマイナー

Filecoinはマイニングができ、すでに多くのマイナーが存在しているという特徴があります。

Filecoinのマイナーたちは、ストレージの貸し出しを行うことでマイニングを行っています。

ですが、Filecoinのマイナーになるのは簡単ではありません。

安定したストレージの提供を行う必要があるため、個人ではなく企業や団体が名乗りをあげています。

Filecoinのマイナーは、リリース直後から世界34ヶ国に渡り400を越えています。

Filecoinのマイニング種類

Filecoinには「ストレージマイニング」と「リトリーブマイニング」という2種類のマイニング方法が存在しています。

●ストレージマイニング

Filecoinのネットワークにストレージを提供することで報酬を得られるマイニング。

●リトリーブマイニング

分割された情報の破片をユーザーの代わりに集めて提供することによって報酬を得られるマイニング。

Filecoinの基本情報

Filecoinの価格・チャート

※2022.3.12時点   引用:CoinMarketCap   現在価格はコチラ

まとめ

以上、Filecoinについて解説しました。

Filecoinは多くの企業や有名投資家から期待されている優秀な暗号資産です。

これからも注目していきましょう。